2025-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ヴィクター・ゾルザ

ビクター・ゾルザ(1925-1996) 「職業」 ・著名ジャーナリスト、共産圏アナリスト ・英国外務省顧問 「業績」 ・1950年代後半の中ソ分裂の予測 ・1964年 フルシチョフの失脚の予測 ・1968年 チェコスロバキア侵攻の予測 「手法」 ・クレムノロジーと思われ…

議論、対話、主張のダーツモデル

「主張におけるダーツモデル」自分の主張をダーツで考える。精度:的の中心に近いほど精度が高いとする。深度:より深く刺さるほど深度が高いとする。 「自分の主張について」 「精度」 ・主張したいことをピンポイントで主張するほど精度が高い。 (余計な…

他人の間違いや馬鹿げた言動について

間違いや馬鹿げた言動を見たらどうするか? 1.「世の中の99%は馬鹿なのでしかたない」と考える。2.「1%の賢い人も結構間違うし、馬鹿なこと言う」と考える。3.「犬が吠えたり、ネコが爪を研ぐように、人は馬鹿な言動をするものであり、 それは自然なのだか…

失敗、間違いについて

「思考の基本に据えるべき考え」 ・人間が失敗したり間違うのは普通である ・非常に優秀な人ですら失敗したり間違うのはよくあること ・失敗や間違いを認めて、修正すれば良い ・失敗や間違いを認め、修正することで成長する ・失敗や間違いは恐れるべきでは…

賢い人と普通の人

賢い人/普通の人 「賢い人 :事実に基づいて考える」 ・事実に基づいて思考、発言、判断する ・データを探してそれに基づいて、思考、発言、判断する 「普通の人:事実に基づいて考えない」 ・事実に基づいて思考、発言、判断しない ・データを探してそれに…

情報との付き合い方

情報との付き合い方 「情報の3分類」 1.自分と関連性が薄い 1-A 関連性が薄く興味もない情報 ←捨てる 1-B 関連性が薄いが興味がある情報 ←基本捨てる、心が強く動く時は気にする2.自分と関連性が強い 2-A 関連性が強い情報 ←極めて重要、注目する 「補足」 …

ネット上で見かける「普通の人」

「読解力」 ・気分、ノリ、雰囲気でなんとなく読んでいる 「ネット上の文章力」 ・主張に対して根拠がない場合が多い ・根拠があっても不十分な場合が多い ・文章が前後で繋がってないことがある 「ネット上のコミュニケーション力」 ・批判する場合、批判対…

ネット上にいる一般的な経済論者

ネット上にいる一般的な経済論者 「正体」・たぶんあまり賢くない・勉強は嫌だけど、経済について話したい人 「彼らはどこから情報を得ているか」・ソーシャルメディア上の雑な情報・ネット上の適当な記事・Youtubeなどの動画・テレビ・怪しい経済論者の本 …

AIとの付き合い方

原則は先に十分に考えてから、AIを使う。 はじめからAIを使うと思考力が低下する可能性がある。 The Impact of Artificial Intelligence on Cognitive Load in Computing Education 「検索」 「〇〇について教えて」 的確に答えてくれる。危険度も最も低い?…

結論は先?後?

どのような時に結論を最後に述べるべきか? 「結論」 普通 :結論が先 :結論→理由1、理由2、理由3. 聞き手に厳しい結論を綱耐える時:結論が後 :理由1→理由2→理由3→結論 「例 部下に海外赴任を伝える場合」 (論点)「来期の組織編成での君のポジションを…

十分考えるとは?

十分考えるとは? 「あるテーマXを十分考えるとは?」 多面的に考える:Xに関して出来るだけ多くの切り口で考える。 深く考える :各切り口ごとにできるだけ深く考える。 この2つを満たすことである。 「自分に問いかけること」 「もう十分、多面的に考え尽…

なぜ読みにくい文章が多いのか

「本格的に書き始める前の問題」 ・本格的に書く前に構成を作っていない ・初めに何を言いたいか決めてから書いてない 「書いている途中の問題」 ・思いついた順に書く ・論理より連想に依存している (論理的:AだからB「or」BなぜならA) (連想的:A、と…

メモ アメリカが後ろ向きになった時にどうするのか? :同盟に代わる「プランB」をめぐる議論

アメリカが後ろ向きになった時にどうするのか 中山 俊宏 :同盟に代わる「プランB」をめぐる議論 「結論」 「日米同盟が絶対的基本だけど、プランBも考えて実現する力をつけよう。実は、日本はその方向に向かいつつあり、プランBの発想も埋め込まれているか…

メモ 「家電のトリセツ」と同じでいい…本当に頭がいい人が実践している「超難解本をスラスラ理解する」魔法の読書術

「家電のトリセツ」と同じでいい…本当に頭がいい人が実践している「超難解本をスラスラ理解する」魔法の読書術 「気楽に読め」 ・本は気軽に読め、最初から最後まで通読しなくて良い ・世間で言うほど古典はすごくない。気負わず読め。 ・いい加減に読みちらして…

資格論法

「定義」 資格論法とは、 「〇〇するなら✕✕の資格が必要だ」 「〇〇するなら✕✕してからにしろ」 「〇〇するなら✕✕しているのは駄目だ」 などのように特定の言動への資格を求めるものである。 「例」 「マクロ経済の話をするならば、最低でも学部レベルの教科…

議論、対話、主張に関するダーツモデル

議論、対話、主張におけるダーツモデル。 「議論、対話、主張をダーツで考える」精度:ダーツの中心に近いほど精度が高いとする。深度:より深く刺さるほど深度が深いとする。 「相手の質問に対して」精度:質問内容にピンポイントで答えるほど精度が高い。…

知識の優先順位

身につけるべき知識には優先順位がある。 「知識の全体像」A.(○先)知ってる人多い +重要 ←差を付けられないため必要B.(✕) 知ってる人多い +非重要 ←不要C(○後)知ってる人少ない+重要 ←差をつけるため必要D(✕ )知ってる人少ない+非重要 ←不要「身につ…

賢さの4階建てモデル

「総論」 賢さを4階建てモデルで考える。 「モデル(100点満点)」 4階 40点 特定分野の専門知識や専門的思考法(専門性) 3階 20点 思考法、発想法 (汎用ツール) 2階 20点 知的態度 (スタイル) 1階 20点 記憶力、集中力、処理力 (IQ的、生物的頭の良さ…

原文復元法

(総論) ・英語力には短文暗記と復元法は効果がある。 ・以下に書いた方法を自分流に工夫してやり方を作れば良い。 ・私はクルーグマンの経済エッセイと翻訳本を使ってやった。 「ベンジャミン・フランクリンの文章修行(10代前半)」 1.『スペクテイター』…

人よりAIと話す方が良い点7つ

「総論」 ・最近GrockやGPTとやり取りする時間がどんどん増えている。 ・人よりAIとのやり取りのほうが生産性が高い事に気づいた。 1.「ズレの少なさ」 ・人間と違って質問に対して的確に答える。 ・知りたいこと、分からないことを的確に言語化すればかなり…

人物 ドミニク・カミングス

人物 ドミニク・カミングス 「総論」 ・ブレグジットの黒幕、大変有能だが厄介な人物。 ・傲岸不遜でクセのとても強い悪の天才 「政治的キャリア」 ・ボリス・ジョンソン英首相の上級顧問を務めた。 ・過去20年近く政府や保守党の中枢部周辺を活動の場にして…

日本の国際政治学

「日本の国際政治学の特徴」 「実力はどうか」・有力誌に英語で論文を載せられる人は本当にごく一握り。 ・英語論文を載せたことをアピールする人がいるがImpact factorが0.5以下。 ・日本語の査読論文すら怪しい? ・そもそも米有力ジャーナルを読んでる人…

フィッシャー・ブラックのように

ブラック・ショールズモデルで有名なフィッシャー・ブラックは、 「質問されても即答せずにじっくり考えて答える」ことで有名だった。 もちろん普段から熟考する内向型だった。 彼の足元にも及ばないが、態度は真似するようにしている。 「参考」 金融工学者…

(メモ)MIT留学中にサミュエルソン教授から学んだもの

MIT留学中にサミュエルソン教授から学んだもの(宮尾尊弘· 2010)メモ 「70年代MITの学びのスタイル 現実的、政策的意味づけ重視」 ・高度なテクニックで厳密なアプローチをとるが、それに加えて常にその分析の背景や結論の現実的、政策的意味付けに注意を払…

わかりやすい≠正しい

わかりやすことと正しいことは違う。 もしわかりやすいことと正しいことが同じならば 地球平面説や天動説のほうが正しいことになる。

ナラティブ

「一般的な意味のナラティブ」 ・出来事が時間的・因果的に結びつけられ、意味や感情を持たせて語られるもの。 ・単なる事実の羅列ではない ・口承やニュース媒体、ソーシャルメディアを通じて広がる、感染性の通俗物語 ・強い感情・共感を生み出す、真偽、…

ソーシャルメディア時代の長所と短所

ソーシャルメディア時代の長所と短所 「長所」 ・コンセンサスや主流から外れているが、妥当性がある対抗言論も発信できる。 (たとえばミアシャイマーのYoutube動画は3000万回以上再生された。 昔ならばこんなに知られなかっただろう) ・日常では繋…

報道しない自由 代理戦争を巡って

報道しない自由 代理戦争を巡って 「報道しない自由とは」 報道しない自由とは「報道したくないことは報道しない自由」である。 「どんなときに行使されるか」 一般に都合の悪いことを報道しないときに行使される。 「例 ボリス・ジョンソンの「代理戦争」発…

(メモ)トランプ「スパイ」説を追え

トランプ「スパイ」説を追えのメモ 元記事は2017年12月05日(火)16時30分 「総論」 ・奇想天外な話なので判断が難しいが、 「トランプはロシアに無自覚に利用されている説」 主観的確率80% 「トランプはロシアに弱みを握られ仕方なく協力してる説」主観的…

ザイム真理教について

ザイム真理教について 「総論」 ・財務省については色々言われているのでまとめた。 ・意見のまとめにすぎないので情報の信頼性は保証できない。 ・影響力の大きさを考えると日本のディープステートは財務省かもね。 「財務省の権力の源泉」 1.徴税権 国税庁…