ビル・ゲイツの思考法

How To Think Like Bill Gatesより

 

ゲイツは殆どの人と違った考えをする。

欠点を見つけたり、チャンスを見つけたり、点と点をつなぐ素晴らしい能力が有る

細部まで正確にズームインしたり、全体像までズームアウトする。

 

1.優先順にを決める

時間は有限で、最も貴重な資源である。

・次に考えるべき最善のことは?

・それは重要か?

・それにどれくらい時間を費やすべきか?

2.賢い質問をする

・様々な賢い質問をして考えを深める。

マイクロソフトで学ぶ正確な質問/正確な答え

3.データ、事実に基づいて意思決定を行う

・データは何を語っているか?といった質問をする。

・十分な情報を得て、それを十分に評価してから判断、決定をする。

・感情的な判断や決断をしない。

4.自分のエゴを捨てる

・問題や解決策から自分を切り離す。

・問題や解決策を様々な角度から精査する。

・自分が正しいかに焦点を当てず、解決策の正しさに焦点を当てる。

5.問題を明確にする

・何に焦点を当てるかはっきりさせる。

・何が内部で何が外部かを切り分ける。

・問題を定義すると問題の範囲が限定される。

例 問題を明確にする質問例

・顧客は誰?
・彼らのニーズと優先事項は何か?
・市場では何が起こっている?
・競合他社は何をしている?
・対応するための選択肢は何か? 
・どのように差別化すればよいか?
・テクノロジーはどう変化し、顧客にどのような可能性をもたらすか?
・私たちのビジネスの優先事項は何か?

など。

6.問題を多面的に見る

・問題には多面性が有る。視点を切り替えることで様々な面を見る。

・コップ半分の水を「半分ある」か「半分空か」と見ずに、両方見る。

・欠点を探せば欠点を見つけられるし、機会を探せば機会を見つける

・専門家の助けも役に立つし、専門家以外の賢い人も役に立つ。

7. 問題のモデル化
・問題をモデルに抽象化し、細部に囚われることなく、単純な方法で考える。

ゲイツはホワイトボードでアイデアや問題を視覚化する。

8. システム思考
・システム思考に長けている(メドウズの本を読んでいる可能性あり)

・各要素は何なのか?

・どのように機能するのか?

・各部分はどのように繋がっているのか?

・入力と出力は?

9. 時間軸を長く取る

・問題やトレンドをスナップショットとして考えず時間の経過を考慮する

・持続可能性を考慮する

・長期的影響を考える

・一時的に良く見えるものでも、時間が経つとだめになるものがある。 

・時間が味方してくれることもある。

10. 戦略的に考える
自分の仕事の核となる部分(使命、ビジョン、価値観、目標)を考える。

内部分析(強みと弱み、リソースと機能、ベンチマーク)を考える。 

外部分析(競合分析、機会と脅威、業界の状況)を考える。 

組織設計(構造、管理とインセンティブ、文化と人材)を考える。  

実行(役割、責任、リソース、行動計画、測定、説明責任)を考える。 

機能戦略(マーケティングと販売、運用、人事、研究開発)を考える。 

戦略的選択(企業戦略と事業戦略)を考える。