「総論」
ネット上で「〇〇はネオリベだ」などと言われることがあり気になったのでまとめた。
「定義」
・この略称は主に日本のソーシャルメディアで使われることが多い。
・一般に批判的な文脈で使われることが多い?
・明確な定義はないが、主に以下のような特徴ががある。
・経済政策:
・市場の自由化
・規制緩和
・減税
・民営化の推進
・政府の役割の縮小
・私有財産の保護の重視
・自由競争の重視
・自由貿易の推進
・社会影響:
・自己責任と個人の自由を強調
・選択の自由の協調
・小さな政府志向、福祉や社会保障の縮小を伴う場合も
「歴史的経緯」
1970-80年代に、イギリスのサッチャー首相やアメリカのレーガン大統領の政策が新自由主義の象徴とされた。日本では小泉首相の構造改革がこの流れに乗ったとされている。
「ネオリベの問題点として批判されること」
・貧富の差の拡大
・公共サービスの削減、劣化
・解雇規制の緩和などによる労働市場の不安定化
「ネオリベ支持者と言われる人たち」
・八代尚宏『新自由主義の復権 日本経済はなぜ停滞しているのか』
・昔の中谷巌(転向済、『資本主義はなぜ自壊したのか 「日本」再生への提言』)
・ミルトン・フリードマン(共和党系の経済学者にこの傾向あり)
・ゲリー・ベッカー『ベッカー教授の経済学ではこう考える』
・ロバート・バロー『経済学の正しい使用法: 政府は経済に手を出すな』
「その他」
ルトワック『ターボ資本主義』はネオリベ資本主義を上手く描いている。