「知的行動に取り入れるべき規範」

 

「総論」

誤謬論入門の第一章「知的行動の規範」に

「知的行動に取り入れるべき規範」が述べられており素晴らしいので、それを参考に自分なりに手を加えてみた。

 

1.可謬性の原則
・どんなに賢い人間も間違いうる。(マクナマラ!)

科学史は間違いの歴史である。

・自分が間違っている可能性を認めよ。

・自分の考えがベストでない可能性を認めよ。

2.仮説の原則 

・自他の考えは作業仮説に過ぎない。

・作業仮説はまだ反証されてないにすぎない。

・問題があればすぐに棄却か修正をすべき。

3.真理探求の原則 ←一番重要
・「自分は正しい」というエゴは捨て、「真理を探求する」姿勢を持て。

・議論を勝ち負けで考えるな、真理探求の手段だと考えろ。

・間違いに気づいたら考えを変えろ。

・自他の意見を批判的に熟考せよ。

・複数の意見がある場合は網羅的、公平に検討せよ。(宇宙人思考、判事思考)

・異なる意見にも耳を傾けよ。

・十分な事実、意見を集め、考え、主張せよ。

・自説に都合のいい論の組み立てや、情報の選択をするな。

4.明瞭性の原則

・主張をわかりやすく明瞭に表現せよ。

・重要な概念、曖昧な概念、多義的な概念は明確に定義せよ。

5.立証責任の原則

・主張する者は、根拠を示すべきである。

・主張する者が、根拠を示していない場合、求められたら示さなくてはならない。